仁淀ブルーで透明カヤック

高知県仁淀川は碧い清流で有名ですが、透明カヤックを借りて一時間ほど二人乗りのカヤッキングを楽しみました。今回は二人乗りの為パドルはしゃもじのようなカヌースタイルとなり、速度は出しづらかったのですが、同乗も初トライ者も簡単に乗ることができました。

また、透明なボートは川底の石や小魚もびっくりするくらい綺麗に見れるので、この仁淀川にはナイスな選択と得心しました。

ツアー業者はドローンを含めた撮影サービスもついており、周りの景色と共に、普段は自分のでは見ることができない高度からのショットも魅力です。紅葉時期のいいカヤッキングツアーに参加できました。

総檜机

普段お世話になっている方から机のご要望を頂き、デザインを色々相談した上で数日かけて設えました。

節なしの15mmの板材を予てから確保していたのでそれで天板を作り、また30mmの乾燥材を丸鋸で正確に90°で切り出し安定感のある脚の部材も確保できました。長い利用の中で無垢の木ならではの縮みと反りをどのように避けられるかが一つのチャレンジでしたが、大量のダボとビスケットを配置して、最後2tの負荷がかけられるクランプで強力に接ぎ、いい感じの天板になりました。

使っていく段階で乾燥による緩みが出ないように、天板と脚部だけは埋め込みナットを使ったボルトでの接合にしました。黒いボルトヘッドは白木の檜といいアクセントになっています。脚部は蜜蝋ワックスで白木の檜の良さを残しています。一方天板は熱いコーヒーカップを置いてもシミにならないような、アサヒペイントの2液混合耐熱用のウレタンニスを塗りそれから耐水ペーパーを段階的に上げて最後2000番まで磨きツルツルになりました。ほのかに向こうの林が映っています。

My important Client gave me a real photo enjoying entertainment contents on this desk. He is also producing wonderful songs there. I am happy if I could contribute a little to this activities.

朱い球

普通の星は点にしか見えず、大陽や月は明るすぎて普段は奥行きも感じられません。しかし今回那須の庭から見られた皆既月食では、徐々に円弧状の影がはっきり見え、更に色のグラデーションもあり、まさに天空に浮かぶ球でした。地球も今宇宙にぽつんと浮かんでいる事を想えば、地表での些細な事に煩わされる必要なし、無明を克服したくなる光景でした。

開放型スピーカー利用でのイコライザー効果

いわゆる住宅街と異なり、那須の別荘エリアは大音響で鳴らせます。またここのリビングルームも天井高6mでリスニングポジションも10m位取れ、鳴き竜ばりの全6面木材の高共鳴エリアなので、バスレフポートで低音や遅延した残響を作るのでなく、樽スピーカーの後方開放音による部屋全体の鳴りを模索しています。高反応のウーファーやフルレンジスピーカー、スーパーツイーターからの直の音と、スピーカー箱ではなく後方開放の部屋の反響音をイコライザーやチャネルデバイダでバランスよく混ぜて仕上げたい所です。

YouTubeなどでも一畳位の板状の開放型スピーカーを鳴らしている画像や音声がありますが、どうしても中間音だけが目立っていて、正直プラスチックケースの古いラジカセみたいです。声量のある歌手の肉声やジャズのベースの艶やかな再現には結局、曲毎の積極的なイコライザー補正や、スピーカーの後方開放を変化させる事が結構有効で、また楽しくここでのオーディオの新しい楽しみ方にもなっています。

実際の聴感で各帯域の音に強弱は明らかながら、試しに測定値でも見てみました。イコライザーの1番下の帯の55HzをPCから正弦波で発生させ、実際のスピーカーの音をマイクで拾い周波数特性帯を表示させました。最初はFostex 18cmフルレンジの樽スピーカーのみ、真ん中はチャネルデバイダとアンプ経由の30cmのウーファーを加えたもの、最後は元の音源の55Hz部分をイコライザーで増強したものです。

同様な効果は高音域でも確認できました。ターゲットの周波数近傍の音圧も一緒に増えているのは、真空管イコライザーの為なのか、周波数特性を表示するソフトウエアの回帰式の影響なのか、信号線上のバックグラウンドの増幅の為かは不明ですが、追々調べていきたいと思います。

いずれにしても今回のイコライザーによる周波数別のメリハリと、後方開放状況の制限(吸音材や穴の開閉で対応)で音楽の印象はかなり変えられる様です。

最近楽曲ではわざと歪み音を混ぜ平坦さを狙ったり、逆に一つ一つの音や呼吸音にまで細やかに気を配ったアレンジが増えてきています。また同じ音源の過去のリマスターでもハイパスやローパスをなくして今までない音が聞こえるようになったりもしています。

いい音への追求には高額オーディオでなくても、まだまだやれる事がありそうです。楽しみです。

真空管イコライザー用 檜ケース

先日作った真空管イコライザーのブリキのケースは、いかにも秋葉原で売っている自作用オーディオケースに入っている凝凝オーディオマニア感はあります。しかしながら自作の太鼓スピーカーにはマッチせず、檜のケースを作って入れる事にしました。15mmの檜の無垢材をアリ組みで箱にし、蜜蝋で塗って仕上げました。良くオーディオは見てくれも大事と言われます。自作するなら箱まで拘りたいものです。

今回の取り組みは雑音への影響が大きいPCを経由させない事も狙いでした。そこで PCではなく、Amazon Fire Stickからの取得したAmazon musicのデジタル音声をHDMIケーブル内から分離させる事とULTRA HDに対応したDACでアナログ分離する為に、ELEVIEWのHDMI分離機を導入しました。毎度の中華製なので数千円で済みました。HDMIを4チャンネル切り替えられ、5.1や7.1chのソースも使える様ですが、今回は真空管イコライザーを使う為、2chアナログでシンプルに送出します。画像はそのままTVに出されるので、Prime Videoの映画もハイレゾDACやイコライザー経由になります。

真空管式イコライザー

植木鉢格納の30cmウーファーを活かすために、真空管式のグラフィックイコライザーを作りました。これまではPC上のソフトウェアイコライザー(EQ)を使っておりましたが、PCのDACに依存する事、現在のPCの経由の音が今一つという事もあり、外部DAC後のアナログ信号に対し5分割された周波数事に増減を加える事にしました。月並みな表現ながら、ボーカルはしっとり温かみが増した気がします。

真空管やケースもセットになっているキットなので、全く難しくありません。単管ながら、内部は双極でステレオ信号をそれぞれコントロールできます。真空管アンプの完成メーカーとしても有名なLUXMANがこんなに安く手に入りご機嫌です。