玄関での立ち上がりを支援する為の台を作りました。昭和の家は框がそのまま腰掛になりお喋りできる位の高さがありましたが、最近の家ではせいぜい10cm位、おしゃれなマンションでは框すらなく同じ高さの大理石などオシャレな作りが増えています。玄関で接客するしきたりも、オートロックで押し売りや勧誘がなくなったのはいい事ですが、膝の負担は中々です。そこで10cmの框の高さを考えた高さ20cmの玄関用立ち上がり台を作りました。杉材のオイル仕上げで暖かみもあります。下にはスリッパも入れられます。
朱い球
普通の星は点にしか見えず、大陽や月は明るすぎて普段は奥行きも感じられません。しかし今回那須の庭から見られた皆既月食では、徐々に円弧状の影がはっきり見え、更に色のグラデーションもあり、まさに天空に浮かぶ球でした。地球も今宇宙にぽつんと浮かんでいる事を想えば、地表での些細な事に煩わされる必要なし、無明を克服したくなる光景でした。
画帳入れ
少し前ですが母が数十年書き溜めた画帳を収める箱も作りました。檜の枯れた艶がステキな箱で一旦3つ作りました。
同じく50年物の檜の校倉棚にもいい感じで収まります。あと20年分くらいの画帳は余裕で入りそうですが、簡単に作り足すこともできる事も、また箱単位で手元に置いてみれるのも箱家具のメリットです。
大型モップ置き台
最近自動掃除機(ルンバではない、Amazonプライムデーの激安品)を買い、外出中に埃を取らせていたのですが、床拭き用のモップにからまり掃除断念の事態が発生していたので、モップスタンドを作りました。25cmの少し重めの杉の単板を切って自重で立つように仕上げています。庭の落ち葉や壁の色とも合い、中々の秋らしい感じです。
開放型スピーカー利用でのイコライザー効果
いわゆる住宅街と異なり、那須の別荘エリアは大音響で鳴らせます。またここのリビングルームも天井高6mでリスニングポジションも10m位取れ、鳴き竜ばりの全6面木材の高共鳴エリアなので、バスレフポートで低音や遅延した残響を作るのでなく、樽スピーカーの後方開放音による部屋全体の鳴りを模索しています。高反応のウーファーやフルレンジスピーカー、スーパーツイーターからの直の音と、スピーカー箱ではなく後方開放の部屋の反響音をイコライザーやチャネルデバイダでバランスよく混ぜて仕上げたい所です。
YouTubeなどでも一畳位の板状の開放型スピーカーを鳴らしている画像や音声がありますが、どうしても中間音だけが目立っていて、正直プラスチックケースの古いラジカセみたいです。声量のある歌手の肉声やジャズのベースの艶やかな再現には結局、曲毎の積極的なイコライザー補正や、スピーカーの後方開放を変化させる事が結構有効で、また楽しくここでのオーディオの新しい楽しみ方にもなっています。
実際の聴感で各帯域の音に強弱は明らかながら、試しに測定値でも見てみました。イコライザーの1番下の帯の55HzをPCから正弦波で発生させ、実際のスピーカーの音をマイクで拾い周波数特性帯を表示させました。最初はFostex 18cmフルレンジの樽スピーカーのみ、真ん中はチャネルデバイダとアンプ経由の30cmのウーファーを加えたもの、最後は元の音源の55Hz部分をイコライザーで増強したものです。
同様な効果は高音域でも確認できました。ターゲットの周波数近傍の音圧も一緒に増えているのは、真空管イコライザーの為なのか、周波数特性を表示するソフトウエアの回帰式の影響なのか、信号線上のバックグラウンドの増幅の為かは不明ですが、追々調べていきたいと思います。
いずれにしても今回のイコライザーによる周波数別のメリハリと、後方開放状況の制限(吸音材や穴の開閉で対応)で音楽の印象はかなり変えられる様です。
最近楽曲ではわざと歪み音を混ぜ平坦さを狙ったり、逆に一つ一つの音や呼吸音にまで細やかに気を配ったアレンジが増えてきています。また同じ音源の過去のリマスターでもハイパスやローパスをなくして今までない音が聞こえるようになったりもしています。
いい音への追求には高額オーディオでなくても、まだまだやれる事がありそうです。楽しみです。
真空管イコライザー用 檜ケース
先日作った真空管イコライザーのブリキのケースは、いかにも秋葉原で売っている自作用オーディオケースに入っている凝凝オーディオマニア感はあります。しかしながら自作の太鼓スピーカーにはマッチせず、檜のケースを作って入れる事にしました。15mmの檜の無垢材をアリ組みで箱にし、蜜蝋で塗って仕上げました。良くオーディオは見てくれも大事と言われます。自作するなら箱まで拘りたいものです。
今回の取り組みは雑音への影響が大きいPCを経由させない事も狙いでした。そこで PCではなく、Amazon Fire Stickからの取得したAmazon musicのデジタル音声をHDMIケーブル内から分離させる事とULTRA HDに対応したDACでアナログ分離する為に、ELEVIEWのHDMI分離機を導入しました。毎度の中華製なので数千円で済みました。HDMIを4チャンネル切り替えられ、5.1や7.1chのソースも使える様ですが、今回は真空管イコライザーを使う為、2chアナログでシンプルに送出します。画像はそのままTVに出されるので、Prime Videoの映画もハイレゾDACやイコライザー経由になります。
真空管式イコライザー
植木鉢格納の30cmウーファーを活かすために、真空管式のグラフィックイコライザーを作りました。これまではPC上のソフトウェアイコライザー(EQ)を使っておりましたが、PCのDACに依存する事、現在のPCの経由の音が今一つという事もあり、外部DAC後のアナログ信号に対し5分割された周波数事に増減を加える事にしました。月並みな表現ながら、ボーカルはしっとり温かみが増した気がします。
真空管やケースもセットになっているキットなので、全く難しくありません。単管ながら、内部は双極でステレオ信号をそれぞれコントロールできます。真空管アンプの完成メーカーとしても有名なLUXMANがこんなに安く手に入りご機嫌です。
彩湖
荒川の調整池として整備されている彩湖でカヤックをしました。この湖は半分が公園も管理している埼玉県が護岸とかを整備していますが、半分が国道交通省管理で、ビオトープとして昔ながらの川岸となっています。渡鳥とか近くで見れるのも、カヤックの楽しみではあります。
今回はパドリングの復習と艇を逆に移動方向と逆に傾けて曲がる方法を練習をしました。備忘まで記載すると、フォルディングカヤックの場合、船型を構成させる底面のシャフトがスキーのエッジのように張っていて、これに沿ってパドリングすると、速度が落ちずに安定して回れる理屈だそうです。スキーのエッジは内側を抉るように切っているので内傾すればその方に曲がるのに対し、カヤックはエッジが広がるように曲がっているので、少し外傾すると逆に曲がります。自転車やバイクとも逆ですね。カヤック入るパドリングで水をかくと外側に曲がっていく性質とも一致するので、外傾すればパドルへの力も加わりやすいので慣れるといい感じです。
普段、自転車で通っている橋の下をくぐってみました。妙なワクワク感があります。
板室ダム湖
11月初旬、紅葉を水辺から楽しみたく板室ダム湖のカヤックツアーに参加しました。快晴無風の恵まれた気候で朝から乗り出しました。板室ダム湖は上流の深山ダムで発電した水が那珂川に一斉に流れるのを緩和する為の板室に谷間に造られた人造湖で、周りには建物はおろか、道もない完全自然の景観です。